「アンティーク小物に囲まれて(2)」

青山で輸入雑貨ショップを経営しているKさん。

20代の頃のイギリス留学をきっかけにアンティーク小物の魅力に魅せられ、帰国数年後には自らの雑貨ショップを開いてしまうというバイタリティーの持ち主。そんなKさんの大好きなアンティーク小物に囲まれた暮らしを前回に引き続きご紹介いたします。

キッチンの壁に掛けられた蓋付きの容器にはスパゲティーや小麦粉が入っているが、じつはフランス製のホーローの水入れの蛇口部分をはずして使っているのだとか。

真っ白なタイルが貼られたキッチンのコーナーに置かれたホーローのポットふたつは、フランスとイギリスのアンティーク。Kさんの実家から持ってきた50年間使い込まれたという南部鉄の鉄壜(てつびん)とも、何の違和感もなくお互いを惹きたてあっている。

 

「時々、このポットにお花を活けるのよ」とKさん。そんな使い方もおしゃれだ。

食器洗い洗剤のボトルは20年も前に自由が丘の雑貨店で買い、詰め替え用の洗剤を入れて毎朝、毎晩キュッと押して食器を洗い続けてきたが、びくともしない。

 

「素敵なロゴデザインのボトルを作って売ってくれたら、何十年も使えるのに」

とKさん。

 

 

食器棚の中のティーカップはすべてイギリスのアンティーク。毎年、彼女が仕事で行くイギリスにはいたるところにアンティークショップがあり、そのドアを開けるたび、「なにかありそう!」とワクワクするそう。高くて買えず、後ろ髪をひかれる思いでドアを閉めることもしょっちゅうだけれど、アンティークショップを巡り、遠い昔に思いを馳せ、気に入ったものを目の前にうっとりする。その一つひとつに想い出のある小物に囲まれた部屋にいるときが、一番の癒しの時間と話すKさんでした。