「秘密の花園」

皆さま、札幌からの、初めての花便りです。これから私ヨーコの、北国の短く、でも激しく美しいガーデニングライフにお付きあいください。私、庭といわず、自然の中の花や緑を眺めるのが大好きです。

 

札幌も長い冬がようやく終わり、コブシ、梅、桜が4月末から一斉に咲き出し、いまはライラックが街中に甘い香りをただよわせています。我が家の小さな庭は5ヶ月間の雪の世界から開放され、日をさんさんと浴びて、GWに作ったハンギングバスケットがゆれています。

今年の庭造りは始まったばかり、まずはのんびりとスタートです。

 

さて今回は、こころから“春”に感動できる私のとっておきの場所のご紹介!

そこは、札幌から車で2時間ほどの私のふるさとにある小学校の裏山北斜面。やわらかな日差しの中、まだ芽吹かない木立ちの足もとに一面淡い色の花が敷きつめられる天然の庭です。春の終わりのいま、紫に近いピンクのカタクリの花、鮮やかなブルーのエゾエンゴサクの花、可憐なホワイトのニリンソウの花が一面に咲き乱れています。

 

子供の頃から、春になるとかごを持って行くところ。かごにはカタクリの葉をいっぱいに摘み、家族でおひたしにして食べ、「春だね~」なんて言いながら自然の恵みに感謝。

 

そして年月が過ぎ、ふるさとを離れ、おとなになって、また春がきて。そうだ、今年も、あそこへ行こう! なんと静かで、美しく、ゴージャス。そして、その場所をひとり占めする贅沢!みんなに見て欲しいような、誰にも来て欲しくないような・・・いまとなっては、私の“秘密の花園”。全身で春を満喫できる場所! ここに立つと、いつも少女の頃にもどれる私です。

 

花や緑に囲まれているとき、気がつくと私は自分の年齢を忘れているようです。植物には、ひとを若返させる力があるようですね。

 

2009.5.29